バッグのことを知り尽くした一流のプロだからこそ分かる。
細やかな知識と技術を、本のすみずみまで豊富に詰め込んでいます。
緻密な設計、型紙の工夫、効率的な手順、精巧な漉きや芯材による素材のコントロール、デザインと機能性のバランス、美しい立体と曲線の出し方、めりはりをつけた補強による耐久性の向上。
その膨大な情報を余すことなく解説がございます。
企画から1年以上の歳月をかけてようやく完成した書籍です。
『バッグを中心とした革製品はすべて、プロによって、最高の技術をもって作られている、と思われがちだが、実は違う。プロがゆえにコストや時間、生産効率の向上、さらには作る職人の専門性の偏りなど、さまざまな制約から、簡易的な仕様を選んでいる。
『最高のバッグ』を生み出すひとつの道は、そういった商売上の制約を超越して、品質を重視した製品をリリースできる、いわゆる高級ブランドの販売戦略だ。ブランドでは、製造の過程がそれぞれの専門家となる職人に分業されるため、製品としては最高峰と言えるレベルを維持できる。しかしそれでも、製品である以上はコストや生産効率などの制約が存在する。
それでは、高級ブランドレベルの知識と技術を持ったサンプル職人・池田氏が、そういった制約を取り払い、デザイン、フォルム、耐久性、全体の雰囲気から細部の作り込みまで気を配り、クオリティ重視のバッグを作ると、どうなるか。本誌は、その結果として完成した2種のバッグの作り方を解説する。
引用元:https://atelier-ki.com/blog/book20220212/
商品紹介ブログ
「
職人技の1から10がわかる。スタジオタック新刊『一流サンプル職人が教える最高級ブランドバッグの仕立て技術』がすごい」
~サンプル職人シリーズ過去書籍~
『
一流サンプル職人が教える 本格革財布の仕立て方』
※ネコポス便での発送は不可です。
目次
2 はじめに
6 作品(A) 2WAYショルダートートバッグ
8 作品(B) ブガッティ型ファスナーバッグ
10 この本の基礎知識とテクニック
-10 漉きの使い分け
-12 接着剤
-13 ヘリ返しの基本
-14 素材① 革 / 素材② 裏地
-15 素材③ 芯材 / 素材④ ミシン糸
-16 ミシンの種類 / ミシン針の種類
-17 ミシンの押さえ / 糸の始末
-18 補強の概念 / コバ仕上げの方法
19 高級ブランドバッグの仕立て技術
-20 作品(A) 2WAYショルダートートバッグ
--22 構造と製作手順
--26 パーツ一覧
--32 型紙一覧
--34 製作工程
--117 オプションパーツ
--118 天マチファスナー
--129 マグネットフラップ
--140 芯なし玉ぶち
-114 作品(B) ブガッティ型ファスナーバッグ
--146 構造と製作手順
--150 パーツ一覧
--156 型紙一覧
--158 製作工程
--239 型 紙
278 監修者紹介 池田耕平氏 -Aterier K.I.-