『工業用ミシンと漉き機の基本操作とメンテナンス』の続編となります。
こちらは、前回の本と被る箇所も多少はあるのですが、前回の内容では満足してもらえなかった部分をフォローした上級者向けに編集しました。
【フェニックスでは購入特典として漉き機解説動画のQRコードを付属してます】
新作解説動画+前回の動画も同じように特典として付属します
19.2月下旬発売新刊 今回も予約特典動画付き レザークラフターのための革漉き機と工業用ミシン | phoenix blog
目 次
●漉き機をベストな状態に導く、点検とセットアップ
・「送りロール」の点検とセットアップ
・「押え金」の平行確認とセットアップ
・「丸刃」の点検とセットアップ
・「各種ベルト」の交換手順
・「丸刃」の研ぎ手順
●トラブルを未然に防ぐ、応用操作マニュアル(革漉き機)
・基本操作・調整手順の確認
・通常の「斜め漉き」と、精度の高い「斜め漉き」
・精度の高い「段漉き」
・パーツの四辺を漉く際のトラブルと解決策
・精度の高い「中漉き」
・「押え金」の加工
・「ニトフロンテープ」の貼り方
・精度の高い「ベタ漉き」
・「薄いベタ漉き」の手順
・「柔らかい革」の漉き方
・「厚い革」の漉き方
●ミシンをベストな状態に導く、初期セットアップ
・注油のポイント
・針のセットと、針と釜のタイミング
・針と釜のタイミング調整
・送り足と押え足のセットアップ
・押え圧力の調整と、送り傷の対処方法
●特殊な押えの使い方
・「ファスナー用押え」
・「爪付き押え」
・「玉縁用押え」
・「手紐押え」
・「バインダー(ラッパ)」
革漉き機と工業用ミシンは、どちらも1台を備えていれば趣味のレザークラフトの可能性を大きく飛躍させてくれます。しかし、これらの便利な機械は本来、製品の製造現場で職人が使用する機械であり、簡易的な整備や細かい調整・セットアップ等は、その職人や専門業者の手に委ねられてきました。このため、実際に革漉き機や工業用ミシンを入手したものの、本来の性能を上手く引き出しきれず、“宝の持ち腐れ”となっている方も少なくありません。また、製品に付属する取扱説明書自体も簡素なため、自らの手で込み入ったメンテナンス・調整をしたいと思っても上手く行かない場合もあります。さらには、整備や調整をプロに依頼したくとも、居住するエリアによっては近くに頼れるプロが居らず、いざ整備や調整を頼みたくてもなかなか頼めないといった悩みもあります。本書はそんな前述の内容に該当する、ある程度のことであれば自らの手で解決したい、プロに頼りたくても頼れないといったレザークラフターに向けた、革漉き機と工業用ミシンの上級セットアップ及び、これらを扱う上で有用な情報を数多く掲載した一冊です。